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NHKスペシャル 日本人はなぜ戦争へと向かったのか(第1回、第2回)

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以下の日程で、「NHKスペシャル 日本人はなぜ戦争へと向かったのか」が放送されました。
 1月 9日 第1回“外交敗戦”孤立への道
 1月16日 第2回 巨大組織“陸軍”暴走のメカニズム
全4話が放送された時点で感想を述べようと思っていたのですが、第3回が2月27日、第4回が3月6日とかなり先であり、それまで待つと内容を忘れそうなので(笑)、感想を述べてみることにしました。

昨年の12月8日の記事で、日本が戦争を起こした理由と、出口戦略について知りたいと述べたことがありました。
今回の番組は、外務省及び陸軍という官僚機構の事情を述べたものに過ぎず、結論からいうと外交及び軍事に関する明確な戦略は描かれていません。

第1回は主に外交を取り上げ、外務省と陸軍とで諜報情報を共有せずに異なった国家戦略を描き、外務省と陸軍が二重外交を繰り広げて国際的な信用を落とすという内容になっています。
まるで現在の政権の外交を彷彿とさせる内容ですが、おそらく意図的に似せようとして番組を構成したのではないかと思われます。

第2回は主に陸軍の事情を取り上げ、統制派と皇道派で派閥抗争を繰り返しながら、統制派は人事権を掌握してポストを独占し、関東軍や支那派遣軍に同派OBが派遣され、現地軍が全体の利益よりも組織の利益を追求を始め、彼ら先輩の行動を、東京の軍中央の統制が効かなくなる過程が描かれています。
これまた、現在の官僚組織を彷彿とさせる内容ですが、これもおそらく意図的に似せようとして番組を構成したのだと思われます。

恐らくそれらの要因もあろうかと思われるのですが、軍と外交官の国家戦略の不統一性や軍中央と現地軍の戦略を巡る摩擦というのは、多かれ少なかれどの国でも、またどの国家に関わらず会社等のどんな組織でもありえることです。
最終的には、各部署間、本部と現場の意見を吸い上げ、各組織の摩擦を調整し、最終的な国家戦略ないし企業戦略を打ち立てるのが国家指導者あるいは企業経営者の責任だと思います。
まさか当時の国家指導者が何も戦略を考えず戦争に突入したとは思えないので、その点については、次回以降に期待したいと思います。

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