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Conquistador

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 タイトル:Conquistador(コンキスタドール)
 メーカー:SPI/AH
 出版年:1976年(SPI版)1983年(AH版)
 デザイナー:Greg Costikyan
 クラス:マルチプレイヤーズゲーム
 テーマ:大航海時代のアメリカ大陸での植民地経営を題材にしたゲーム

7月17日のTSS例会にて、コンキスタドールをプレイしました。スペインが帝王さん、ポルトガルがKMTさん、イギリスがTJさん、フランスが私でした。

第1ターン、スペインのランダムイベントで官僚の腐敗が発生し、ユニット(船や軍隊など)の購入費が2倍になってしまいます。
第1ターンは殆どユニットが存在せず、部隊を編成していかなければいけないのですが、実質ユニットが半分になってしまいます。
序盤は収入が多く、後半に息切れするスペインにとっては、スタートダッシュが重要だと思われるのですが、これは大きく足を引っ張ることになりました。

一方、スペイン同様、序盤にアドバンテージがあるポルトガルは、中南米での鉱山経営に乗り出そうとするも、賽の目に恵まれず、また、ランダムイベントで古代文明の探索を命ぜられるなど、思うようにスタートダッシュに成功しません。

反面、イギリスは、北米で探索を行って発見によるVPを獲得しつつ、ミシシッピー川に拠点を築き、原住民の抵抗値が低く、鉱山が豊富なカルフォルニアに進出して、鉱山経営に成功するなど、序盤のVPと収入でリードします。
このゴールドラッシュを先取りしたような行動に、他のプレイヤーから失笑が漏れます。(笑)

フランスは、他のプレイヤーと競合しないように、鉱山経営は諦め、後半のプランテーション経営にかけて、北米の肥沃な穀倉地帯を占領していきます。
現在のバージニア州やノースカロライナ州にあたる土地を殆ど占領しました。この展開では、おそらくアメリカ独立戦争は、フランスを相手に行われることになるでしょう(笑)。
序盤は大変でしたが、中盤からプランテーション経営が順調となり(鉱山経営は最初から最後まで一定で、かつ枯渇することがありますが、農業収入は最終的には5倍にまで伸びます。)、かなりの収益をあげるようになりました。

中盤くらいまでしか進みませんでしたが、こんな感じでプレイを終了しました。

このゲームは探検や冒険を楽しむゲームではなく(一応イベントは存在しますが)、ほぼ完全な植民地経営ゲームだと思って良いと思います。
そのため、収入・維持などの経済面の計算シートへの記入と計算が必要であり、同時移動の航海による植民のためのプロットなど、プレイにはかなりの煩雑さを伴います。
ここら辺は、アフリカ探険同様、古いゲームらしいと感じました。

また、マップが固定であり、土地のパラメーターも固定されているため、ヒストリカルになるというより、後々の展開を見越した摩訶不思議な行動を行うことが可能になってしまいます。
たとえば、今回のプレイでいえば、マゼラン海峡やパナマ地峡を発見する前に、ただ単に有利だからという理由でカルフォルニアなどの西海岸へまっしぐらに向かったイギリスや、プランテーションによる収入を見越して最初から北米に進出したフランスの行動がそれにあたります。
アフリカ探険のように、アメリカ大陸の全景はそのまま使用するとしても、地形やパラメーターに関してはランダム性を持たせれば、このような弊害は避けられたと思います。

とはいえ、現実のアメリカ大陸地図を使用して、ゲームを作るのならば、こうならざるを得ないと思われるのも事実。
訳の分からないアメリカ大陸よりはこっちの方が良いという人もいるでしょう。
その限りにおいては、それなりに良いゲームだと思います。
コンキスタドールの前評判は、手っ取り早く収入が上がる鉱山経営によるスタートダッシュのスペイン・ポルトガルと、後半のプランテーションにより追い上げるイギリス・フランスという展開だと聞いていました。
確かに、そういう展開になればヒストリカルであると言えると思います。
しかし、(一般的にはそういう展開になるかもしれませんが)必ずしもそういう展開を保証するルール構成にはなっておらず、序盤からスペイン・ポルトガルがプランテーションを見越した植民地経営を行うことは可能ですし、今回のように、イギリスがカルフォルニアで鉱山経営を行うことも可能です。
まぁ、一般的には、序盤は鉱山経営の比重が大きいので、序盤は鉱山経営で経済力を付け、早いうちからプランテーションに切り替えるのが有効でしょう。(鉱山経営からプランテーションへの切り替えは、入植者ユニットの用途を変えるだけで可能です。)
そういう意味では、プレイヤーが誘導しない限り、ヒストリカルな展開に導くことは難しいと思われます。

ルールを読んでいるときは結構期待したのですが、SPIらしい練りが足りないゲームだと思いました。
AHが再版するときに、ディベロップされれば良かったのだとは思いますが、3人ゲームから、ポルトガルが追加されて4人ゲームが出来るようになった以外は大きな変更点が無かったようです。
(まぁ3人のマルチプレイヤーズゲームというのも凄いですが(笑))。

とはいえ、TJさんによると、大航海時代(ツクダ)よりはかなりマシだそうです。
現実のアメリカ大陸地図を使用したアメリカ大陸開拓ゲームでは、最良ということにしておきましょうか。

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