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ノーベル平和賞:劉暁波氏

遅ればせながら、本年度のノーベル平和賞の受賞者として、劉暁波氏が選ばれましたことを謹んでお慶び申し上げます。

劉暁波氏は、2008年に「08憲章」を起草するなど、中国の民主化に多大な貢献を果たした人物であり、その不屈の精神と相まって、中国が世界に誇ることができる人物であることは論を待ちません。
それにしても、中国は1989年のダライ・ラマ14世に続き、近年2人のノーベル平和賞の受賞者を輩出しており、中国が世界平和に多大な影響を与えていることは、このことからも明らかであると言えましょう。

近年、経済の躍進に伴い、中国はノーベル賞の獲得を国策として、多大な努力を払っていると聞き及びます。
実際、本年度のノーベル平和賞についても、中国が外交的に大変な努力をしたとされており、劉暁波氏のノーベル平和賞の受賞は、その努力の結晶と言えましょう。

今後、中国における平和と人権のますますの発展を願い、お祝いの言葉と代えさせて頂きます。

「民主活動家受賞すれば関係悪化」 中国外務次官、ノーベル平和賞選考に「圧力」
ノーベル平和賞を選考するノルウェー・ノーベル賞委員会のルンデスタッド事務長が28日、産経新聞の電話取材に応じ、今年6月にオスロで中国の傅●(=「莞」の元が王)外務次官と会談した際、傅次官が服役中の中国の民主活動家、劉暁波氏(54)を念頭に「(平和賞を)授与すればノルウェーと中国の関係は悪化するだろう」と露骨に圧力をかけてきたことを明らかにした。


【劉氏に平和賞】「行為はノーベル賞の趣旨に反する」中国が反発
劉暁波氏へのノーベル平和賞授与決定について、中国外務省の馬朝旭報道官は8日、「劉暁波は中国の法律に触れ、中国の司法機関に有罪判決を受けた。その行為はノーベル賞の趣旨に反し、平和賞を侮辱するものだ。中国とノルウェーの関係に損害をもたらすだろう」などとする談話を発表、強い反発姿勢を示した。
受賞阻止に動いていた中国当局の情報統制は徹底していた。新華社通信など速報はせず、馬報道官の反論を伝えた。NHKや米CNN、英BBCなど、授与決定を伝えていた海外放送は突然画面が真っ黒になり、視聴できなくなった。
チャットサイトには発表後間もなく、受賞を伝える短文が書き込まれたが、その後は「中国人は平和を愛する」など遠回しな表現に限られた。携帯電話のショートメールも「劉暁波」の名前を含むものは送信が止められた。


天安門事件は、私が学生の頃に起こった事件でした。
民主化を求める自分と同年齢の若者達が、中国人民解放軍の武力弾圧により、若い命を散らすという過酷な境遇に遭い、その運命に涙したものです。
その天安門事件の知識的な指導者であり、人民解放軍の突入時に軍と直談判した「四君子」の1人が、ノーベル平和賞として選ばれるとは、大変に感慨深いものがあります。

しかし、天安門事件におけるデモ行動も、「08憲章」の自由・平等・民主といった主張も、私たちから見れば当たり前の主張をしているに過ぎず、何故それほど中国共産党は恐れているのだろうかという印象も受けます。
実質的に、中国は既に経済的には共産主義国家ではなく、守られているのは政治的な民主集中制に過ぎません。
中産階級の成長に伴い、中国も民主制を支える基盤が整いつつあります。経済力を付けた中産階級が、次に政治的権利を主張し出すのは、当然のことでしょう。
そうであれば、社会民主主義などに軟着陸を目指すのが、一番合理的に思えるのですが。
権力に固執する者は、周りが見えなくなるということなのでしょうか。

もっとも、中国に民主制と法治が確立し、経済的にも政治的にも日本に近くなれば、中国と付き合いやすくなるかと言うと、必ずしもそうとは言えないことに注意すべきだと思います。
外務大臣まで務めたフランスの政治思想家アレクシス・ド・トクヴィルは、外交政策の選択については「人民大衆は無知あるいは情念に引きずられることがある」として、外交政策における民主制の問題点について指摘しました。
特に、社会が政治的に不安定である状態の場合は、国民の不満を外に向けさせるために、民族主義を煽って、外交的に強硬な姿勢を取ることがありえます。
…あ、今と余り大差ないか。(苦笑)

零八憲章(れいはちけんしょう、拼音: Língbā Xiànzhāng、08憲章)は、2008年12月9日に中華人民共和国の作家劉暁波ら303名が連名で出した、中国の政治・社会体制について、中国共産党の一党独裁の終結、三権分立、民主化推進、人権状況の改善などを求めた宣言文である。

基本理念
・自由 - 言論、出版、信仰、集会、結社、移動、ストライキやデモ示威等の権利
・人権 - 人は国家の主体であり、国家は人民に服務し、政府は人民のために存在する
・平等 - 公民は、社会的地位、職業、性別、経済的状況、種族、皮膚の色、宗教や政治思想にかかわらず、その人格、尊厳、自由はみな平等である
・共和 - 「皆による自治と平和な共生」、分権制と利益バランスを求める
・民主 - 主権は国民と国民が選んだ政府にある
・憲政 - 法治によって政府権力を制限し行為の境界を主張する

主張
基本理念に基づいて19の主張をする。
1. 憲法改正
2. 三権分立
3. 立法と民主化 - 直接選挙による
4. 司法の独立
5. 公器公用 - 人民解放軍を共産党の軍隊から国軍にする、公務員の体制改革
6. 人権保障
7. 公職選挙
8. 都市と地方の平等
9. 結社の自由
10. 集会の自由
11. 言論の自由
12. 宗教の自由
13. 公民教育
14. 財産保護
15. 税制改革
16. 社会保障
17. 環境保護
18. 連邦共和制度 - 香港、マカオの自由保護
19. 正義 - 名誉回復など
(Wikipediaより引用)

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