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避難所HUG

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 タイトル:避難所HUG
 メーカー:みんなのお店・わ(NPO法人静岡県作業所連合会・わ店舗)
 出版年:2007年
 デザイナー:静岡県危機管理部西部危機管理局
 クラス:カードゲーム
 テーマ:避難所運営をテーマにしたカードゲーム

自治会の防災訓練で、避難所HUGをプレイしました。
HUGとは避難所運営ゲームの略称だそうで、その名のとおり避難所運営をテーマにしたカードゲームです。
カードで提示される、次々に訪れる避難民を誘導し、イベントを解決いくというゲームであり、勝利条件などがある訳ではありません。
プレイヤーは複数人が協力し合って行うことが想定されているようです。

避難所の施設としては、学校が想定されています。
訪れる避難民は、基本的に家族単位で体育館などに避難させるのですが、ペット連れの人や、車で避難して車で生活したいという人、障害や介護が必要な人、怪我をしている人、外国人などが訪れて、その都度避難民を誘導していきます。
イベントは、断水したので使用禁止になっているのにトイレを使用するものが多く、トイレが汚物であふれている、救援物資が来るので準備して欲しい、などといったものです。

避難所といえば、単純に体育館に避難するものだと思っていたのですが、避難民のそれぞれが色々な事情を抱えていて、きめ細かい対応が必要であるということが分かり、勉強になりました。
今回のプレイで思ったのは、命令系統が明確な、避難運営の運営組織を構築する必要があるということでした。
実際のプレイしたメンバーは、かなり高齢の女性1名、定年組の年配の男性3名、私と私とほぼ同じくらい(3,40台)かと思われる男性1名の6名でした。
女性の方は殆ど口を挟まず、私と男性は意見はある程度言いましたが、自治会組織ということもあって、基本的に先輩である定年組の意見に従っていました。
ところが、定年組の年配の男性3名が、それぞれ長年に渡る人生経験と社会的地位を築いてきたためか、自己の判断に絶対的な自信を持っているようで、なかなか意見がまとまらない局面がありました。ある人など、一旦は誘導した避難民を、勝手に別の場所に移している人もいました。
この様な事態が発生すれば、避難民もどの指示が正しいか分からず混乱するでしょうし、また、運営組織に対する信頼感も低下するでしょう。

私は知らなかったのですが、今まで起こった災害も含めて、避難所の運営は避難者自身が行うこととなっているのだそうです。
行政機関がやるものだと思っていたのですが、行政は怪我人や行方不明者の救護、救援物資の搬送、インフラの整備などで手一杯になり、避難所の運営までには手が回らないのが実情のようです。
そのため、明確な避難所運営マニュアルはないか、あったとしても静岡県の避難所運営マニュアルのように、避難者の自主組織へのアドバイスという位置づけになっています。
まぁ、実際の所、自治会がある地区ならば、自治会組織が運営する場合が多いのでしょうが、1つの学区には複数の自治会・住民組織がある場合もあり、その場合は調整が必要になります。
また、都市化が進んだ地区では、自治会が形骸化している場合も多いかと思われます。
そういった意味では、プレイヤーが複数人であることが想定されているこのゲームの視点はなかなか良くできているように思われました。

蛇足ながら、ゲームのコンポーネント的には、基本的には避難民はカードで表されており、体育館や教室にその人を置くだけで表示できるのですが、校庭等一部縮尺が異なるマップがあり、カードをそのまま置けないため、一部鉛筆で記入する必要があるというのは、改善の余地があるかなと思いました。

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