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「天地人」終了
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 天地人(てんちじん)
 (NHK大河ドラマ版)
 原作:火坂雅志
 脚本:小松江里子
 主演:妻夫木聡
11月22日(日)の放送をもって、NHK大河ドラマ「天地人」の放送が終わりました。
1年は長いようで、あっという間に過ぎ去ってゆきますね。(^^)

私の周りの評価では、天地人の評価はかなり低いのですが、私自身としては直江兼続という比較的マイナーな武将に焦点を当てて、上杉家を語るというのはあっても良いのだと思います。
兼続が関ヶ原の黒幕で、三成は兼続の口車に乗せられたというのはちょっとビックリしましたが、実際、直江状などもあるので、物語の演出としてはあり得るのでしょう。
兼続の功績としては、むしろ米沢移封後の内政面だと思うのですが、こちらの方は地味なので、ストーリー上の比重が低いのは、やむを得ないところだと思います。
まぁ、「薩摩嫁入り物語」の「篤姫」よりはマシだろう、というのが私の率直な評価です。

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ゼロの焦点
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 ゼロの焦点
 監督:犬童一心
 主演:広末涼子

板根禎子は26歳。広告代理店に勤める鵜原憲一と見合い結婚した。紅葉が盛りを迎えている信州から木曾を巡る新婚旅行を終えた10日後、憲一は、仕事の引継ぎをしてくると言って金沢へ旅立つ。しかし、予定を過ぎても帰京しない憲一。禎子のもとにもたらされたのは、憲一が北陸で行方不明になったという、勤務先からの知らせであった。急遽金沢へ向かう禎子。憲一の後任である本多の協力を得つつ、憲一の行方を追うが、その過程で彼女は、夫の隠された生活を知ることになる。


今年は松本清張の生誕100年なのだそうで、清張の代表作と言える「ゼロの焦点」が再び映画になりました。
子供の頃、ドラマかなんかで見たような気もするのですが、難しい話であったこともあって、すっかり話を忘れています(笑)。
アカデミー賞受賞三女優の競演、という謳い文句もなかなか引かれますよね。(^^)

社会派編推理小説だけあって、当時の昭和30年台の日本の社会背景が話に関連してきます。
当時の日本の再現もなかなか良い感じに再現してあり、(生まれてないのですが)懐かしい感じがします。なんで映画だと昔の日本の方が魅力的に見えるのだろう(笑)。
でも、ロケは韓国でやってるのね…。σ(^_^;)

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獄窓記
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 タイトル:獄窓記
 著者:山本譲司
 出版社:ポプラ社

「どうもありがとうございました」
正門までの百メートルぐらいの道筋には、二、三十メートルおきに警備隊の看守が立っていた。私は、車の中から、ひとりひとりに頭を下げた。
車は、正門を出た。ついに、四百三十三日間における獄中生活が終わったのだ。
「あれはゴールの門じゃなくて、スタートの門なんだろうな」
私は、正門を振り返りながら、そう言った。呼応して、妻が答える。
「いよいよ新しい生活のスタートね。これから親子三人がんばっていきましょう」


アウシュビッツ強制収容所の門扉には、「ARBEIT MACHT FREI」(働けば自由になる)との標語か掲げられたといいます。
アウシュビッツの囚人や、死刑や(現在の所日本には存在しませんが)仮出所がない終身刑を受けた者を除いて、刑務所は受刑者を社会から隔離させる場所であるとともに、受刑者が社会復帰する窓口となる機関です。

著者は、菅直人の公設秘書を経た後、衆議院議員となるも、2001年2月、政策秘書給与流用事件により、懲役1年6ヶ月の実刑判決を受け、栃木県黒羽刑務所で服役した者であり、本書は獄中での体験を中心としたものです。

第1章では、秘書給与詐取事件についての著者が考える真相が明らかにされており、明言はしていませんが、菅直人を始め多くの政界人が、公設秘書の給与を私設秘書に流用する慣習があったことなどの経緯が記されています。
第2章では、府中刑務所における分類面接や、黒羽刑務所への移送や入所当初の体験談等が記されてます。
第3章では、著者が主に従事した刑務作業である、寮内工場における、身体や精神障害を抱えた同囚への生活の世話を焼くことなどが記されています。
第4章では、仮出所に向けての準備と、辻本清美議員の政策秘書給与流用事件により、再度政策秘書給与流用事件がクローズアップされた経緯が記されています。

本書は獄中体験記であり、体系的に刑事施設の受刑者の問題を指摘した本ではありませんので、この本に書かれているエピソードは黒羽刑務所における処遇であり、これをもって全ての刑事施設の問題を語ることが出来ないことには留意すべきです。
しかし、体験に根ざした話ですから、(著者の視点からは)少なくとも黒羽刑務所で起こったこと言えるのだと思います。
また、迫真性がありますから、ついつい読み進めてしまいます。
興味本位で書かれた獄中記とは異なり、その点は好感が持てるように思いました。
裁判員に選ばれた場合、懲役刑が選択されることが多いでしょうから、その意味でも参考に読んでおくと良いかもしれません。

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塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック
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 タイトル:塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック
 編集:新潮社出版企画部
 出版社:新潮社

「ローマ人の物語」は図書館で借りていたのですが、3巻は貸出中であったため、ちょっとお休み。
代わりに読後にでも読もうかと思っていたガイドブックを読んでみることにしました。
図書館で借りるとこういう迂遠なこともありますが、回り道をしているうちに新たな発見をすることもあるので、必ずしも悪いことばかりではありません。(^^)

本書は、「ローマ人の物語」の舞台となった、各地の名所・旧跡の紹介と、ローマ史関係のコラム、著者へのインタビューなどが収録されています。
因みに、本の題名に「塩野七生」が入っていますが、塩野七生の執筆物ではありません。

「ローマ人の物語」自体は小説であり、写真や図表が入っていることもありますが、基本的に活字が情報の中心ですので、ビジュアル的な面で情報を補完できるというのはやはり大きいと思います。
活字は創造力を刺激するという面もあるとは重いますが、そもそもイメージさえ出来ない状態だと、雲を掴むような話になってしまいますしね。
また、流石にイタリアなどのローマ遺跡は素晴らしく、壮大なので、見ているだけで楽しくなります。
旅行ガイド本と大して変わらないと言ってしまえばそれまでですが、ローマ史中心に編纂されているという点で価値があると言えるでしょう。
…逆にいうと、ローマ史に興味がない人には、余り価値がないガイド本です(笑)。

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ローマ人の物語II ハンニバル戦記
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 タイトル:ローマ人の物語II ハンニバル戦記
 著者:塩野七生
 出版社:新潮社

イタリア南部のマグナ・ギリシアを影響下に納め、ギリシア植民地とカルタゴが激しく勢力争いを繰り広げるシチリアに接したローマは、これに介入してシチリアを影響下に納める。
しかし、敗戦にまみれたハミルカルの子ハンニバルは、ヒスパニアでローマに決定的な打撃を与える機会を窺っていた…。

第2巻は第1次ポエニ戦争から、第3次ポエニ戦争(カルタゴ滅亡)までを扱います。
実はハンニバル戦記はポエニ戦争ゲームの資料としてかなり前に読んだことがありました。
ハンニバルと大スキピオは塩野女史のお目にかなった漢であったようで、この本の前半の主人公はハンニバル、後半は大スキピオと言っても過言ではないほど、筆が走っていて、読んでいて楽しいです。
政治的には大カトーとかの存在も大きいと思うのですが、ちょい役になってます。
第1巻はまだ歴史書という雰囲気もあったのですが、第2巻は正に小説という感じです。(^^)

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